町田くんの世界

自分自身少女漫画が苦手であまり読まないのですが、この漫画は少女漫画らしさはあるものの、恋愛感情というより、人や友人、家族に対しての愛情というものが取り上げられているように感じとても読みやすかったです。主人公の町田くんは、勉強も運動も機械も苦手でとても不器用ですが、人が好きだということだけは誇れるのだ、ということがとても素敵だと感じました。決して人の悪口は言わず、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先し、困っている人がいたら助けに行く、そんな人として理想となる人でした。現実にはいないだろうと思ってしまうものの、もしいたら良いな、こんな風に人を愛せるようになったら良いなと、思える漫画でした。
 1番印象に残っているのは、迷子の女の子と一緒にその子のパパとママを探す話でした。町田くんが「あの人かな?」と言葉を掛けると、「あんなブスじゃない」といった相手が聞けば悲しくなる言葉を言う女の子に対して、町田くんが「あの人も、この人も君にとってのママやパパと同じように誰かに大事にされるべき存在なんだ。ママやパパにとっての君のように。家族なのかもしれないと思って、みんなを、きっと、世界は君にずっと優しくなるから」と言葉を掛けていました。子どもの考え方や物の見方というのは1つの価値観だけでなく、多くの影響により形成されていると思います。そして、自分の考えを相手に伝えるとき、どうしても説教がましく、押しつけるようになるという印象を持っていました。しかしこの本では、子どもにも伝わるような言葉づかいで、あくまで自分の考え方を伝えるだけに留めており、自分が子どもと関わる仕事をしている中で、こんな風に感じて欲しいことを伝えられるようになりたいと感じ、感動したのが印象的でした。
大人が読んでも、子どもが読んでも心に感じる物がある漫画じゃないかと思いました。

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