ルパン三世(第1シーズン)

言わずと知れた、国民的ピカレスク作品です。第1シーズンは1971年10月から1972年3月まで23話放映されています。いわゆる、緑ジャケットのルパンです。
第2シーズン以降とは異なり、ルパン、次元、五エ門、不二子、銭形が一同に会する話はそれほどありません。実際、五エ門の初登場は第5話で、さらに彼はルパンの命を狙う刺客として登場しています。殺伐とした佇まいは、テレビスペシャルで見られるギャグキャラとしての五エ門とは一線を画しています。
『ルパン三世』の中でも、原作の雰囲気を濃厚に残した、ダークヒーローとしての色彩が強い第1シーズンのルパンが私は特に好きなのです。
その中でも、第2話「魔術師と呼ばれた男」と、第1話「ルパンは燃えているか…?」が特に好きです。
第2話では、空中浮遊や火炎放射といった秘術に加え、どのような攻撃でも傷一つつかないという刺客、白乾児(パイカル)が不二子を追ってルパンに勝負を挑みます。苦戦しつつも相手のトリックを解明していき、そしてかつて弄ばれたのとまったく同じ手段を用いて白乾児を追い込んでいくルパンは策士かつ、冷徹と言えるほどにクールです。笑みを浮かべながら白乾児にダメージを与えていくダークさが好きです。
第1話では、国際的犯罪シンジケート「スコーピオン」がルパン抹殺のために世界的なカーレースを仕立てあげ、その中に敢えてルパンが飛び込んでいく、というのが大まかなストーリーです。ここで特筆すべきは、スコーピオンの首領であるミスターXが不二子を拷問するシーンです。滝口順平さんの声で、「コースには山あり谷あり、時には意外な落とし穴があるかもしれん」と、不二子の身体をなぞりつつ衣服を引き裂いていくシーンは今観てもすごいとしか言えません。

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