めんどうくさい主人公がいい味出してる、「BEASTERS」!!

「マンガ大賞2018」で大賞をとった「BEASTERS」!
これは文句なくおもしろいです!草食動物と肉食動物が人間のように二足歩行して共存している世界で、優しすぎるハイイロオオカミのレゴシがめちゃくちゃめんどうくさい悩みを抱えながら、それに全力でぶつかって真っ向から向き合ってジタバタする話です。
レゴシは全寮制の学校に通う高校生。普通だったら深く考えもせずにやりすごしてしまう問題を、そのままにしないでうっとおしいほどに考え、突き詰める。
実際の人間でも、「こういうやつ、いるなぁ」と思うようなマイペースで独特の空気があるキャラで、誰かを好きになって悩んでいることが共感できてもどかしかったり恥ずかしくなったり…。読んでいてまったく飽きがこない!
全体としては結構重たいテーマを扱っていて、草食動物と肉食動物が共存するときにある、「食べられる者と食べる者」の関係性や歪みを描いてます。でも、その展開が適度なユーモアと適度な意外性で進んでいくから楽しんで読める。私は単行本派ですが、はやく新刊出ないかなって待ってます。
このマンガの人気の理由は、やっぱり、超めんどうくさい主人公のせいだと思います。
実際の自分の人生では、真っ向から向き合ったら自分も他人も傷つけてしまいそうなめんどうくさい問題や衝突を、一個一個丁寧に拾って悩んでぶち当たって、その変人的な誠実さをもって、なんだかいい方向に向かわせてしまう主人公の豪腕ぶりが、ある意味スカッとさせてくれるんだと思います。
実際こういう人が身近にいたらちゃんと理解されないだろうし、恋愛で「好きです」って言われても「重すぎる…」って思われちゃうだろうけど、心の奥底で、「本当はこうありたい」って思っている理想像を全力でやりとげてくれるレゴシに救われた気持ちになるような気がします。
でも、全部うまくいってハッピー!っていう安易な展開にならないのもすごい。
適度に期待を裏切られる感じが「うまいなー」「やられたー」って感じます。
まだまだこれから楽しみなマンガです。はやく続きが読みたい!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です